水道管の耐用年数

突然ですが、皆さんは「水道水」を普段、飲まれますか? というのも、私たちは水まわり工事を多数請け負っており、その中で感じることは、神奈川県が水道水の水質向上にかなり力を入れていること。

■キレイになったという水道水。実際、飲まれていますか? 水道水を飲みますか?

でも実際に蛇口をひねってみると、水がサビ臭かったり、赤く濁っていたり…。 これは、建物内の水道管の経年劣化で、配管の内部にサビが発生していることが原因です。

これをそのまま放置しているとサビがもっと大きくなって内径を狭めたり、漏水の原因になったりしてしまいます。 漏水になれば付近にカビが発生してしまうばかりか、建物を支える構造柱を腐らせて耐震性を低下させてしまう可能性もあります。

健康面での不安のほか、このような建物への大きな被害へと拡大するのを防ぐ意味でも、水道管を適切な状態に保つことが必要となってくるのです。

では一体、水道管はどのくらいの間、適切な状態に保つことができるのでしょうか?

その耐用年数を細かく見て行きましょう。

■素材によって異なる、水道管の耐用年数

水道管の耐用年数は、素材や使用環境によって大きく異なります。 そこで、これまでの水道管の素材の歴史とともに、おおよその耐用年数をまとめてみました。

昭和40年代まで 水道管用亜鉛めっき鋼管(耐用年数15~20年) 亜鉛メッキ鋼管

この頃の水道管といえば、「亜鉛めっき鋼管」が主流でした。 安価で扱いやすい一方で、亜鉛が水に溶けたり、亜鉛が剥がれてサビができたりと不具合も多く、現在は水道管への使用が禁止されています。 もしこのタイプの水道管を使用していたら、早めの交換(更新)工事をオススメします。

昭和40年代から 硬質塩化ビニルライニング鋼管(耐用年数20~25年) 硬質塩化ビニルライニング鋼管

水道管の内部をビニル系の樹脂でライニング(コーティング)した「硬質塩化ビニルライニング鋼管」が登場しました。 直管部分の腐食やサビは抑えられたものの、継手(管と管をつなぐ部材)には変わらず亜鉛めっきを使用し続けていたため、継手で腐食やサビが発生するケースが多発。 その後、継手にもライニングする施工技術が開発されるも完璧とはいえず、ネジ加工部分から腐食・サビが発生します。

なお、ライニングも経年によって剥がれや削れなどが発生して腐食やサビの原因となるため、定期的にライニングを塗ることが必要となります。

昭和50年代から 硬質塩化ビニルライニング鋼管(耐用年数20~25年)

管端コア

継手の腐食・サビ対策となる樹脂製の「管端コア」が開発されるも、施工が徹底されていないことも多く、直管と継手のつなぎ目からの腐食やサビは継続して発生しています。

平成元年代以降 硬質塩化ビニルライニング鋼管(耐用年数20~25年) 樹脂管(耐用年数30年) 管端防食継手

「管端防食継手」が開発され、継手の腐食・サビ問題がようやく解決しました。 この工法では、きちんと施工をすれば30年はもつと言われています。 なお近年では、サビに強い「ステンレス管」やサビとは無縁の「樹脂管」も普及し、幅広く使われています。

樹脂配管

いかがでしたでしょうか。 いずれにしても、水道管の一番のウィークポイントは、継手部分です。 また直管部分でも、ライニングのキズや剥がれなどで、腐食やサビが発生する可能性があります。 またサビ以外にも、塩素化合物やバクテリア、水道水中の有機分や鉄分、元管からのもらいサビなどで、知らないうちに汚れが蓄積されていることもあります。

つまり、素材の耐用年数にかかわらず、少しでも「おかしいな」と思ったら、すぐに業者に見てもらうことをオススメします。

なお、当社では水道管の更新工事から更生工事、点検・メンテナンスまで、水まわりのことを幅広くお受けしております。 磯子区近辺のお住まいの方で、水まわりでの不安やお困りごとがあれば、ぜひお気軽にスマイル水道設備までご相談ください!